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SOUND THEATRE「eclipse」
9月28日の昼公演(豊崎愛生さん)・夜公演(寿美菜子さん)を観劇しました。
http://eclipse.soundtheatre.jp
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ストーリーは、高齢となった安倍晴明が危篤となり、
晴明が都へ巡らせた結界の弱化を感じた賀茂家の使者・賀茂守道が
晴明のもとを訪れたところから深く掘り下げられる。

話の展開で、3つの時系列を目まぐるしく行き交い
その都度持ち役が変わる、とても新鮮な内容です。
(高齢の晴明)
藤原道長:山寺宏一さん
朱華:豊崎愛生さん・寿美菜子さん
賀茂守道:伊礼彼方さん
源頼光:真琴つばささん

(青年の晴明)
安倍晴明:碓井将大さん
蘆屋道満:伊礼彼方さん
藤原道長・坂田金時:山寺宏一さん
朱華:豊崎愛生さん・寿美菜子さん
源頼光・玉藻前:真琴つばささん

(幼少の晴明)
童子丸(安倍晴明):豊崎愛生さん・寿美菜子さん
葛の葉:真琴つばささん

(9歳の晴明)←1シーンのみ
安倍晴明:豊崎愛生さん・寿美菜子さん
蘆屋道満:伊礼彼方さん

山寺さん、さすがです。
高齢の晴明時代から、青年の晴明時代へ話が戻る際の語り部的な口調が、
高齢の道長から、青年の道長へと話しながら声が若返っていくという
ふと聴いたときにあれ!?っとさえ感じてしまう不思議な感覚でした。
真琴つばささんは、頼光の力強くも女性の細さを持ち、
且つ自信に溢れた声、素晴らしかったです。
碓井将大さん、やんちゃで天才肌な晴明の雰囲気にピッタリでしたね。
演じている時の表情もカッコ良かったです。
伊礼彼方さん、道満の豪快さ、晴明へ対する優しさがとても温かかったです。
強さ・弱さ・優しさ・苦しみと一番人間くさい役回りだったと思います。

SOUND THEATREの名の通り、音楽は単なるBGM・効果音ではなく
場によって楽器を変えたり、テーマソング的な長時間演奏があったりで、
かなりの存在感を示します。
ただ時折、演者の声が聞き取りづらくなってしまったのが残念。
座席の位置によるかもしれませんが。

あと、日本伝統のマジックと称される「手妻」。
冒頭での面の変化と、終盤での紙吹雪は、ストーリーへ沿った演出でした。

ストーリー後半につれ、ボロボロと泣いてしまいました。
道満が播磨へ帰ると告げるシーン、朱華が晴明をかばうシーン、
道満が晴明に玉藻前を封じさせるために身を呈すシーン、
そして晴明の臨終、その後。
演者皆さんの声の芝居と音楽が本当に胸を打ちました。
平安時代の設定で基本むかし言葉な為、
ちょっとした違和感ながらも、だからこそ耳に残り意味を深くした言葉が
3度出てきた「大好き」という言葉です。
この現代劇的表現に、昔とて人間は今とずっと同じなんだというメッセージを感じました。
思い返せば、あらゆるシーンも根底には現代と変わらぬものがあると
改めて気づかされましたね。

さて、今回のダブルキャスト
私が感じた、豊崎さんと寿さんの「朱華」の違いとして、
豊崎さんの朱華の方が年齢はかなり上においているように受け取れました。
故に恫喝・慟哭・憤怒の感情がこもったセリフに迫力がありましたね。
比べて寿さんは凛とした朱華という印象で、もちろん立派な朱華です。
どっちが良いじゃありません。
ただ、自分が思う朱華のイメージは豊崎さんの方かな。

2人とも重要な役どころ、しっかりと演じ終えられた姿を見て、勝手に誇らしくなりました。
唯一、笑顔の姿が見られるカーテンコールでは、
昼、パンフレットの話を「朱華、どう?」と碓井さんから振られた豊崎さん、
豊崎「安い、買うのじゃ」と咄嗟に朱華で返す^^
夜、お先に千穐楽となった寿さん、
寿「劇最後で客席にも舞う雪を見て、朱華もこう散っていったのかな」と仰天させ
寿「一足お先に散らせていただきます」と笑いを誘ういつもの美菜ちゃんでした^^

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一階ロビーに貼られていたイラスト。
もっとカワイイヨ!!
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